保険会社に「整骨院はダメ」と言われたら?対処法

事故のあと体がつらくて整骨院に行こうとしたら、保険会社の担当者から「整骨院はダメです」と言われた。そう聞いて、もう通えないのかと立ちすくんでいる方からのご相談が、福島でもよく届きます。
はじめに、いちばんお伝えしたいことを。整骨院には通えます。「ダメ」と言われても、それで道がふさがったわけではないことが多いのです。ただ、通うまでにいくつか順番があります。そこだけ押さえておけば大丈夫です。
その前に。今は平気でも、数日後がこわい
事故の直後は、興奮や緊張で痛みを感じにくくなります。アドレナリンが出ているからです。その場では「たいしたことない」と思っても、翌日や二、三日たってから首や腰、肩に重い痛みが出てくる。むち打ちはまさにそのパターンです。
だからこそ、今ほとんど痛くなくても、早めに医療機関で診てもらっておくことをおすすめします。あとから痛みが出たとき、「事故と関係あるのか」と言われずにすむ記録になります。
やることは、この順番だけ
難しく考えなくて大丈夫です。流れにすると、たった四つです。
- 1. まず整形外科などの病院を受診する(レントゲンと診断書)
- 2. 診察のとき、医師に「整骨院でも診てもらいたい」と一言伝える
- 3. 整形外科と整骨院を併用しながら通う
- 4. 保険会社には「病院も受診している」と事実を伝えておく
この順番を踏んでおくと、保険会社の担当者も話を理解しやすくなります。逆に、いきなり整骨院だけに通い始めると、手続きの面で行き違いが起きやすいのです。
なぜ「整骨院はダメ」と言われるのか
担当者がそう言う背景には、たいてい事務的な事情があります。悪意というより、こういう趣旨であることが多いのです。
- 「まず病院(整形外科)を受診してほしい」という意味で言っている
- 医師の診断や同意がないまま整骨院だけに通うのを避けたい
- 会社の方針として、施術費の支払いに慎重になっている
つまり「整骨院に行くな」ではなく、「順番と手続きを整えてほしい」という意味のことが少なくありません。ここを誤解したまま通院をあきらめてしまうと、つらい症状を我慢することになってしまいます。もったいないことです。
通院先は、ご本人が選べます
どこで体を診てもらうか。これは基本的に、ご本人が決めることです。保険会社が一方的に通院先を指定する権限を持っているわけではありません。整形外科で診断とリハビリを受けつつ、通いやすい整骨院でも施術を受ける。そういう形を選ぶ方は珍しくありません。
福島は車通勤の方が多く、平日の日中に病院の受付時間へ間に合わない、という事情もよく聞きます。郡山市の国道4号沿いや、福島市内をふだん使う方なら、職場や帰り道の近くに整骨院がある、という方も多いはず。整形外科の通院と無理なく組み合わせられる場所を選ぶのが、現実的なやり方です。お住まいが会津や浜通りでも、考え方は同じです。
担当者には、事実を順番に伝えるだけ
「ダメ」と言われたとき、感情的にやり合う必要はありません。冷静に、次のことを伝えてみてください。
- 整形外科を受診し、診断を受けていること
- 医師にも整骨院での施術について話していること
- 仕事や生活の都合で、通いやすい整骨院を希望していること
事実を並べるだけで、話が前に進むことがあります。それでも納得のいく説明がない、強く拒まれて困っている、という場合は、ひとりで抱え込まないでください。どう言葉にすればいいか迷ったときは、当センターのLINEで一緒に文章を考えることもできます。当センターは医療機関や弁護士の案内で紹介料を受け取っていませんので、営業目的でお声がけすることはありません。
よくある不安
Q. 整形外科に行かず、整骨院だけではダメですか?
まずは医療機関での診断を受けておくことをおすすめします。診断があることで症状の記録が残り、その後の通院も説明しやすくなります。順番として、病院が先、と覚えておいてください。
Q. 通院した分の費用や慰謝料はどうなりますか?
通院日数や治療内容、契約や事案によって変わるため、一律にお答えするのは難しいところです。考え方の一例として、いわゆる弁護士基準といった算定の目安が紹介されることもありますが、金額は事案ごとに異なります。実際の見込みは、内容を確認したうえで弁護士など専門家に相談されるのが確実です。
Q. もう「ダメ」と言われてしまいましたが、今からでも間に合いますか?
あきらめる前に、状況を整理してみましょう。すでに病院を受診しているか、事故からどれくらい経っているかで、取れる対応が変わります。早いほど動きやすいので、迷ったら早めにご相談ください。
まとめ
「整骨院はダメ」と言われても、それで終わりではありません。病院を受診し、医師に伝え、通院先を自分で選ぶ。この順番を踏めば、続けられることが多いのです。12月から3月にかけて、福島では朝晩の路面凍結による事故が増えます。今その時期だからこそ、早めに体を診てもらってください。
どう伝えればいいか、自分のケースはどうなるのか分からないときは、ひとりで悩まなくて大丈夫です。お電話が難しい時間帯でも、LINEならお好きなタイミングで、文字でご相談いただけます。福島交通事故サポートセンターのLINEで、はじめの一歩からご案内します。お電話は080-5551-1375へ。
※この記事は一般的な情報をまとめたものです。個別の判断や金額の保証を行うものではなく、最終的なご判断は医師や弁護士など専門家にご相談ください。当センターは医療機関・弁護士の案内にあたり紹介料を受け取っておりません。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法律判断や保険金額を保証するものではありません。具体的なご相談は医療機関・弁護士等の専門家へ。当センターは整骨院ももの花が運営し、専門家のご案内にあたって紹介料は受け取っていません。