保険会社に「治療終了」と言われたら?通院と打ち切りへの対応

「そろそろ治療を終了しましょう」。先ほど保険会社の担当者から、そんな電話があったのかもしれません。まだ首も腰も痛むのに、慌ててスマホで検索された方も多いと思います。返事をどう返せばいいのか、不安になりますよね。まずは一度、深呼吸を。ここから一緒に、いまできることを確認していきます。
「治療終了」と言われても、痛みが続くなら終わりではありません
知っておいていただきたいことが一つあります。保険会社が「治療終了」と言うのは、治療費の支払いをそろそろ区切りたい、という会社側の都合です。あなたの体が治ったかどうかとは、別の話なのです。
支払いの打ち切りを打診されても、医師が「まだ治療が必要」と判断していれば、通院そのものは続けられます。論点になるのは、その後の治療費を誰が負担するか。だからこそ、痛みが残っているなら、その事実を診ている医師にきちんと伝えておく。これが後々まで効いてきます。
「打ち切り」と「症状固定」は別のもの
この二つ、よく混同されます。
- 打ち切り…保険会社が「ここまでで治療費の支払いをやめたい」と申し出ること。会社側の判断です。
- 症状固定…これ以上治療を続けても症状が大きく改善しない、と医師が医学的に判断する状態。決めるのは保険会社ではなく医師です。
症状固定の時期を境に、それ以降は「後遺障害」として扱う流れに変わっていきます。慰謝料や賠償の考え方も、そこで変わります。「いつ症状固定とするか」は、保険会社の都合ではなく、診ている医師の見立てを軸に考えるのが本来の形です。
症状固定の後、後遺障害等級の申請を検討する流れもあります。そのあたりは話が長くなるので、別の機会に。当センターでも申請の段取りについてご相談を受けています。
通院の頻度が、判断材料になることも
意外と見落とされがちなのが、通院の頻度です。痛みはあるのに「忙しくて2週間に一度しか行けなかった」という方は少なくありません。福島市の医大通り周辺の整形外科へ仕事帰りに寄ろうとすると、国道4号や13号の渋滞でなかなか時間が読めない。郡山駅前でバスを乗り継いで通う方なら、その往復だけでひと仕事です。冬場は路面の凍結も重なって、通院そのものが負担になります。
ただ、通院の間隔が大きく空くと、保険会社からは「もう症状が軽いのでは」と受け取られやすくなります。痛みが続くのであれば、無理のない範囲で定期的に通う。それが、あなたの状態を客観的に示す記録にもなります。週に2〜3回が一つの目安とされることが多いものの、適切な頻度は症状や医師の方針によって異なります。無理のない範囲で、医師と相談しながら決めてください。通えなかった日があっても、ご自分を責める必要はありません。
やり取りで気をつけたいこと
担当者から連絡が来たとき、その場で「分かりました」と終了に同意してしまう。これは避けたいところです。一度同意すると、後から覆すのは簡単ではありません。
痛みが残っているなら、「まだ痛みがあるので、医師に相談してから返事します」と伝えれば十分です。感情的にならず、事実だけを落ち着いて。電話の内容は、日付とあわせて簡単にメモしておくと、後で役に立ちます。延長を希望する場合も、医師の判断を根拠にして話を進めると、こじれにくくなります。
電話口でどう答えていいか迷ったときは、当センターのLINEで言い回しの一例をお伝えすることもできます。お気軽にどうぞ。
整骨院に通っている場合は
整骨院での施術費も、原則として治療費に含まれます。ただし、医師の同意や定期的な受診とあわせて通っている形が望ましいとされています。整形外科と整骨院、両方をうまく使い分けながら通われている方も多くいらっしゃいます。福島市や郡山市では、整形外科と連携して施術にあたる整骨院もあります。打ち切りの話が出たときは、整骨院側にも状況を共有しておくと、今後の通い方を一緒に考えられます。
よくある不安
Q. 打ち切られたら、もう通えませんか?
通うこと自体はできます。ただし、それ以降の費用負担をどうするかは、健康保険の利用や、後から賠償に含める方法など、状況によって選択肢が変わります。一人で決めず、まずはご相談を。
Q. まだ痛いのに症状固定と言われました。
症状固定を判断するのは医師です。納得できないときは、いまの症状を主治医にしっかり伝えてください。痛みの場所や程度を具体的に話すことが助けになります。
Q. 慰謝料はどうなりますか?
通院期間や日数が目安の一つになります。弁護士基準の一例などもありますが、金額は事案・通院状況・契約内容によって異なります。当センターで金額を保証することはできません。
まとめ
「治療終了」と言われても、慌てて同意する必要はありません。痛みが続くなら、その事実を医師に伝え、記録を残す。打ち切りと症状固定は別物だと知っておく。それだけでも、対応はずいぶん落ち着いて進められます。
当センターは福島市を中心に、中通り・会津・浜通りの事故相談に向き合ってきました。どう返事をすればいいか分からないときは、一人で抱えこまずにご相談ください。福島交通事故サポートセンターのLINEで、いまの状況に合わせたはじめの一歩をご案内します。お電話は080-5551-1375でも受け付けています。
大切な注意事項です。本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の事情に応じた法律判断や慰謝料額の保証を行うものではありません。具体的な対応は医師・弁護士などの専門家にご相談ください。当センターは医療機関・弁護士の紹介に関して紹介料を受け取っておりません。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法律判断や保険金額を保証するものではありません。具体的なご相談は医療機関・弁護士等の専門家へ。当センターは整骨院ももの花が運営し、専門家のご案内にあたって紹介料は受け取っていません。