同乗中に事故、同乗者の補償はどうなる?

友人の車の助手席。家族が運転する車の後部座席。自分は運転していなかったのに、事故に巻き込まれてしまった。「私はどうなるの」「治療費は誰が払うの」と、頭が真っ白になっている方もいるかもしれません。同乗中の事故は、被害者でありながら少し特別な立場になります。
福島市や郡山市の国道4号、13号は、朝夕は通勤の車であふれます。冬は路面が凍り、追突やスリップも珍しくありません。誰かの車に乗せてもらっていただけ、というケースは思っているより多いものです。まずは落ち着いて、できることから一つずつ。
同乗者が事故直後にすること
動揺しているときほど、順番が分からなくなります。最初の動きは、おおむね次の3つです。
- 警察に連絡する(運転者がしていなければ、同乗者からでも構いません)
- その日のうちか翌日には病院で診てもらう
- 運転者に、車にかけている保険の証券を確認してもらうようお願いする
特に受診は早めに。冬場の追突で多いむち打ちは、その場では平気でも、翌日や数日後に首や肩の痛みとして出てくることがあります。痛みがはっきりしてから病院に行くと、事故とのつながりを説明しづらくなることも。福島市・郡山市の整形外科でかまいませんので、「念のため」で一度かかっておくと、後の補償の話がぐっと進めやすくなります。
同乗者でも補償の対象になります
まず知っておいていただきたいのは、乗っていただけでも補償の対象になる、ということです。ハンドルを握っていない同乗者は、事故の責任(過失)を負わないことがほとんど。そのぶん、補償を受けやすい立場と考えてよいでしょう。
関わってくるのは、主にこのあたりの保険です。
- 相手の車の自賠責保険・任意保険(相手に過失がある場合)
- 乗っていた車の自賠責保険・任意保険(運転者に過失がある場合)
- 搭乗者傷害保険・人身傷害保険(乗っていた車にかけられている保険)
治療費、慰謝料、休業損害などが対象になります。金額は事案や通院状況、保険の契約内容によって変わるため、ここで一律にお伝えすることはできません。それでも、「同乗者だから何ももらえない」ということは、まずありません。
搭乗者傷害保険とは
聞き慣れない言葉かもしれません。搭乗者傷害保険は、その車に乗っていた人がケガをしたとき、誰が悪いかを問わずに支払われる保険です。入院日数やケガの部位に応じて、比較的早めに支払われるのが特徴。過失の割合が決まる前でも動くことがあります。
これは「乗っていた車」にかけられている保険なので、運転していた友人や家族が契約しているものです。事故のあと、運転者に証券を見てもらうと分かります。相手からの賠償とは別枠で受け取れることもあり、知らずに請求し損ねてしまう方が少なくありません。どの保険会社のどの特約が付いているかは、証券の文言だけだと読み取りにくいこともあります。証券の写真を見ながら一緒に確認することもできますので、迷ったらLINEでお声がけください。
家族の車だったときの注意点
少し気をつけたいのが、家族が運転する車に乗っていた場合です。任意保険には「家族は補償の対象外」という条件がついていることがあります。人身傷害保険で同居の親族が除外されているケースなど、契約によって扱いが分かれます。
ただ、ここで諦めるのは早いと思います。自賠責保険は同乗者を補償の対象としますし(家族であっても)、相手がいる事故なら相手側への請求もできます。福島で実際にご相談を受けても、自賠責や相手方の保険でカバーできるケースは少なくありません。「家族の車だったから無理だろう」と思い込まず、どの保険が使えるかを証券を見ながら一つずつ確かめていくのが確実です。
運転者に気を使ってしまうとき
同乗者の相談で多いのが、「運転していた友人を責めるみたいで、補償の話を切り出しづらい」という声です。気持ちはよく分かります。ただ、保険はまさにこういうときのためにあります。運転者個人の財布から出るわけではなく、対応するのは契約している保険会社です。請求すること自体が、相手を困らせることにはなりません。
それでも言い出しにくいときは、無理に当人同士で話さなくても大丈夫です。どう伝えればいいか、どの保険から確認すればいいか。そうした段取りの部分だけでも、LINEでご相談いただけます。
よくある不安
Q. 同乗者でも整骨院に通えますか。
通える場合が多いです。むち打ちや腰の痛みなど、後から出てくる症状もあります。まず病院で診断を受け、医師と相談のうえで整骨院を併用する形が一般的です。福島県内には交通事故の対応に慣れた整骨院もありますので、お住まいの近くで通いやすいところをお探しの場合は、LINEでご案内できます。
Q. 自分が任意保険に入っていなくても補償されますか。
されます。乗っていた車や相手の車の保険が使われるため、同乗者本人が無保険でも問題ありません。
Q. ケガが軽そうなら何もしなくていいですか。
事故直後は痛みを感じにくいことがあります。少しでも違和感があれば受診を。記録が残っていないと、後から補償を受けにくくなることがあります。
まとめ
同乗中の事故は立場が複雑で、「自分はどう動けばいいのか」が見えにくいものです。それでも、補償の道がふさがっているわけではありません。まずは今日か明日のうちに受診を。そのうえで運転者に証券を確認してもらい、使える保険を一つずつ整理していくと、先が見えてきます。
どこに相談したらいいか分からないときは、福島交通事故サポートセンターのLINEで、はじめの一歩からご案内します。電話は080-5551-1375でも受け付けています。一人で抱え込まず、まずはご連絡ください。
本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、個別の法律判断や補償金額を保証するものではありません。具体的な対応は、弁護士・医療機関など専門家にご相談ください。当センターは特定の専門家への送客に対し紹介料を受け取っていません。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法律判断や保険金額を保証するものではありません。具体的なご相談は医療機関・弁護士等の専門家へ。当センターは整骨院ももの花が運営し、専門家のご案内にあたって紹介料は受け取っていません。