代車・レンタカー費用は誰が負担する?

事故で車が動かなくなって、まず頭に浮かぶのは「明日からどうやって職場へ行こう」ではないでしょうか。福島は車がないと通勤も買い物も病院も成り立たない地域がほとんど。修理に出している間の代車やレンタカー、その費用は誰が払うのか。動揺しているなかで、ここが気になる方は多いです。
少しずつ整理していきます。今この瞬間にできることから順に見ていきましょう。
動揺しているいま、先にやっておくこと
費用の話の前に、足元を固めておくと後が楽になります。事故直後の流れは、おおよそこんな順番です。
- 警察への連絡と現場の確認(人身か物損かの届け出。ここが後の過失割合に効いてきます)
- ドライブレコーダーの映像があれば、上書きされる前に保存しておく
- 相手方と自分、双方の保険会社への連絡
- 修理工場への相談、そのうえで代車の話
「相手が悪いと思うけど、どう示せばいいのか」という不安をよく聞きます。証明の中心になるのは警察の記録とドラレコ、それに事故直後の現場写真です。スマホで車の位置や傷、信号、ブレーキ痕を撮っておくと、あとで話が食い違ったときに役立ちます。完璧でなくて構いません。残せるものを残す、それで十分です。
代車費用は基本的に相手の保険から
追突されたなど、あなたに過失がない、または過失が小さい事故では、修理や買い替えで車が使えない間の代車費用は、相手方の任意保険(対物賠償)から支払われるのが一般的です。「車を使えなかったこと自体の損害」として扱われるためです。
ただ、自動で出るわけではありません。代車が「必要であること」が前提になります。家にもう1台あって生活に支障がなければ、認められにくいこともあります。判断の分かれ目になりやすいのが、公共交通で代えがきくかどうか。福島市の中心部や郡山駅周辺なら鉄道やバスもありますが、それでも朝夕は本数が限られ、福島交通の路線バスでは通勤時間に間に合わないという声も少なくありません。国道4号沿いの郊外、会津や浜通りで「車なしは無理」という暮らしなら、必要性は説明しやすいでしょう。
期間はどのくらい認められるのか
代車費用が出る期間は「相当な修理期間」が目安です。借りたいだけ借りられるわけではありません。
- 修理の場合:実際に修理にかかる日数。おおむね1〜2週間が一つの目安
- 買い替え(全損)の場合:次の車を探して納車されるまでの相当な期間
福島で気をつけたいのが冬です。雪や凍結でぶつけてしまう事故は、12月から3月にかけて工場が一気に立て込みます。部品の取り寄せが重なると、修理が読みより延びることも珍しくありません。代車にスタッドレスが付いているかも、借りる前に確認しておくと安心です。夏タイヤの代車を渡されて、雪道で困ったという話もあります。
逆に、手続きをこちらが引き延ばしていると見られると、その分は認められにくくなります。修理の進み具合は、工場にこまめに確認しておくとよいでしょう。
代車のグレードは「同等まで」が原則
つまずく方が多いのがここです。認められるのは、原則として「事故前に乗っていた車と同等クラスまで」。軽自動車に乗っていた方が高級車を借りると、その差額は自己負担になることがあります。
仕事で使う車(営業車・配送車など)は、業務に必要な範囲で同等の車種が認められます。ふだん軽に乗っていたのに大型ミニバンを借りる、といったケースは保険会社と見解が分かれやすいので、借りる前のひと言が大事です。
代車のことで判断に迷ったら、福島交通事故サポートセンターのLINEでもご相談いただけます。「このグレードで大丈夫か」だけでも構いません。
過失がある場合・自分の保険を使う場合
あなたにも過失がある事故では、代車費用も過失割合に応じて減ります。過失が3割なら、相手から出るのは代車費用の7割という計算です。
このときに頼りになるのが、ご自身の任意保険についている「レンタカー費用特約(代車特約)」です。自分の過失分や、相手が認めてくれない部分をカバーできることがあります。付いているかどうかは契約によるので、保険証券を一度見てみてください。どこを見ればいいか分からなければ、証券の写真を手元に相談していただいても大丈夫です。
よくある不安
Q. 勝手にレンタカーを借りて大丈夫ですか
借りる前に、相手方の保険会社(または自分の保険会社)へ一言相談しておくほうが安全です。あとから「必要性がない」「グレードが高すぎる」ともめると、差額を自分でかぶることになりかねません。迷うときはLINEで先に確認してから動いても遅くありません。
Q. 通勤に毎日使っていた車です。代車は当然出ますか
通勤や仕事で日常的に使っていた事実は、必要性を示す大きな材料になります。磐越道や国道49号で会津方面へ通っている、といった事情も説明の助けになります。ただ、最終的な可否は保険会社の判断です。使っていた状況をメモしておくとよいでしょう。
Q. 代車を借りずに、乗れなかった分のお金がほしいのですが
代車を借りない場合に「休車損害」が認められるかは、車の用途で変わります。たとえば配送や営業で稼働していた車なら、その間の売上の落ち込みが問題になります。一方、自家用車で通勤に使っていた場合は、代車代やタクシー代、通院の交通費として整理されることが多く、休車損害とは性質が違います。判断が分かれやすいところなので、保険会社や専門家に確認するのが確実です。
まとめ
代車費用は、必要性・相当な期間・同等のグレード、この三つで見られます。借りる前のひと声で、後のトラブルはかなり減らせます。過失がある場合は、自分の特約も忘れずに。
車のこと、保険会社とのやり取り、そのうえで首や腰の痛みも出てくる。一度に押し寄せると頭が真っ白になるものです。福島交通事故サポートセンターは、ももの花整骨院が運営する交通事故の相談窓口で、こうした「どこに聞けばいいか分からない」を整理するお手伝いをしています。「保険会社との話し方が分からない」「代車のグレードで揉めている」、そんな段階で構いません。LINEで、はじめの一歩からご案内します。お電話は080-5551-1375でも承ります。
※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の判断や金額・支払いを保証するものではありません。具体的な対応は保険会社や弁護士などの専門家にご確認ください。当センターは医療機関・弁護士の案内に関して紹介料を受け取っていません。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法律判断や保険金額を保証するものではありません。具体的なご相談は医療機関・弁護士等の専門家へ。当センターは整骨院ももの花が運営し、専門家のご案内にあたって紹介料は受け取っていません。